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必要最低限の生活費 ミニマムライフコストを計算してみる

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ミニマムライフコストとは、生きていくのに必要最低限かかる費用のことだ。この言葉は、ミニマリストの先駆者である佐々木典士さんが書いた「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」という本で知った。

今僕は大学生で休学中なのだが、少しだけデザインの仕事をしている。将来的にはアルバイトをしつつ、フリーランスとしてデザイナーやブロガーをして生計を立てていこうかと考えているところだ。一方で、それでやっていけるのか漠然とした不安があった。

だがミニマムライフコストを実際に計算してみたところ、すごく気が楽になったし、なんとかやっていけそうだという自信も湧いてきた。ここでは、本で読んだことや僕自身の試算などを紹介することで、この希望を共有したい。

 

ミニマムライフコスト

僕の場合、一人暮らしをしたとして、余裕をみて8万6千円くらいあればなんとかなるようだ。試算した内訳はこんな感じ。

  • 家賃    ¥30,000
  • 水道光熱費 ¥8,000
  • 食費    ¥15,000
  • ネット代  ¥5,000
  • スマホ代  ¥4,000
  • 雑費    ¥10,000
  • 国民年金  ¥15,000

 

家賃 ¥30,000

ある程度都会だとしても、探してみると安い家賃のところは意外とある。「年収90万円東京ハッピーライフ」を書いた大原扁理さんも、東京で3万円くらいのところを見つけて住んでいる。ちなみにAtHomeというサイトは検索機能がしっかりしていて、3万円以内の家も探しやすい。

食費 ¥15,000

食事は自炊で安く抑える。いろいろ調べたが、1日500円以内に抑えることはそんなに難しくないようだ。僕は、今のところゆるいベジタリアンで、基本的に家では肉や魚はあまり食べないのでさらに安く抑えられるかもしれない。もちろん、やってみないと分からないけれど。

水道光熱費 ¥8,000

  • 電気代 ¥3,000
  • 水道代 ¥2,000
  • ガス代 ¥3,000

だいたいこのくらいだろう。あまり節約しすぎるとしんどそうだが、風呂のお湯をためずシャワーだけにするとか、少しの暑さ・寒さには服の脱ぎ着で温度調節をするとか、努力できる部分も多い。

ネット代 ¥5,000

ブログ・デザインでフリーランスとして生計を立てていくつもりのため、インターネットは欠かせない。 

スマホ代 ¥4,000

今は格安スマホがあるのでもう少し安く抑えられるかもしれない。

 

どれくらい働けばいいのか

「そんなに働かなくても生きていけそうだ」という希望が見えてきたのではないだろうか。では、月8万6千円稼ぐには実際にどれくらい働けばいいのだろうか。時給900円のアルバイトをする場合、週3日で大丈夫だ。具体的な計算はこんな感じ。 

  • 時給900円
  • 1日8時間働く  900円 × 8時間 = 7,200円
  • 週3日働く   7,200円 × 3日 = 21,600円
  • 1ヶ月     21,600円 × 4週 = 86,400円

 

実際に少ないお金で暮らしている人達

実際に少ないお金で生活している人を紹介したい。

「20代で隠居」を読むと、著者の大原扁理さんは介護のアルバイトをしながらそのような生活をしている。彼は週2日しか働いていないようだ。「持たない幸福論」では、著者のphaさんはアルバイトではなくブログの広告収入やウェブサイト作りなどで生計を立てている。年収はだいたい100万円くらいらしい。

僕の計画としては、アルバイトをしつつデザインやブログのスキルを少しずつ磨き、そちらの収入が大きくなればバイトはやめる。自分の好きなこと、得意なことを仕事にするのは楽しそうだからだ。

 

まとめ

少し面倒だったが、実際に計算してみると本当に楽になったので、一度試してみてほしい。生きていけるという自信がつく。「会社がしんどくなったらやめていいんだ」「アルバイトだけで生きていくのもいいかな」「フリーランスとしてやっていくのも不可能な話じゃないかも」という希望があるかないかが重要だと思う。もしそれで現状のままだとしても、ずいぶんと心軽く生きられるだろう。

オススメの本

最後に、この記事を書くにあたって参考になった本を紹介したい。

ぼくたちに、もうモノは必要ない。 - 断捨離からミニマリストへ -

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20代で隠居 週休5日の快適生活

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