風呂のミニマリズム ノーシャンプー・ノーリンス・ノーボディソープの実践
ここ3年くらいシャンプーやリンス、ボディソープをほぼ使っていない。
「ほぼ」というのは、3年前からは1ヵ月に2,3度はワックスをつけていたため、その日だけシャンプーを使っていた。ここ1年間くらいはすべて完全に使っていない。
お湯だけで洗う時の工夫
髪も体もお湯で洗うだけだ。そのかわりいくつか工夫をしている。「お湯をかける前にほこりを30秒くらいほこりをはらう」とか「お湯がぬるすぎると殺菌作用が少ないので、温度は適度に熱くする」とか。これも諸説あるらしいけれど。
ある程度情報収集して信じられたものを選択する
何に関してもそうだが、世の中にはいろいろな意見がある。「シャンプーは毎日すべき」「毎日はしなくても良い」「全くする必要はない」「石鹸シャンプーにすべき」など。
自分にあったものかどうか、本当に大丈夫かなど、ここまで辿り着くのにはいろいろ情報収集した。本を読んだり、体験談などをネットで探したり。頭皮や皮脂の構造はどうなっているのか、どういう仕組みで髪の毛が生え変わったりしているのかなどを学んだり。
そうした過程を経たうえで、また考えは変わるかもしれないが、今のところ僕はノーシャンプー・ノーボディソープでも問題ないと判断した。
ノーシャンプー・ノーリンス・ノーボディソープの効果・メリット
3年くらい続けてきたが、メリットはいろいろある。
髪質が良くなる
以前の髪質はワックスをつけないと立ち上がらず、細く弱々しかった。今は明らかに以前より力強い。朝起きるとふんわりしており、それが結構保たれる。もちろん髪がかなり長くなってくるとまたぺたんとなってくるが、ミディアムくらいの長さだと良い感じになる。
風呂場にシャンプーなどの容器を置かずにすむので、掃除の手間もかからなくなる。サッと拭ける。いつの間にか容器の底がヌメヌメに…という悲惨なことにもならない。
シャンプーなどを買うお金・労力が必要なくなる
シャンプーなどを買う必要がなくなるので、お金がかからない。歩きのときにそれらを買うとけっこうな重さになるが、それも無くなる。使い切ったとき、それだけのために買い物に出なくて済む。
髪の毛や体を洗う時間が圧倒的に短い
洗い流すというステップがなくなるので、髪の毛や体を洗う時間はびっくりするほど短くなった。「カラスの行水」で名高いカラスと同じくらいかもしれない。入浴時間は長いけれど。
臭いについて
周りの人から「臭い」と言われたことはない。何度か家族や親しい人に聞いてみたが、「全然臭わない」とのことだった。ただ、スポーツをしないので汗はかかないし、もともとそこまで汗臭くならない方だとは思う。
フケについて
僕の場合、冬場や乾燥している時期はフケがけっこう出る。一時期は「フケなんて気にしない!」とそのまま放置していた。
しばらくして、「黒やネイビーの服を着るとけっこう目立つし、ちょっとまずいな」と思い始め、対策をとってみるとけっこう大丈夫だった。たとえば朝起きたとき、寝癖を直すついでに髪の毛全体を濡らすとか、風呂を入った後、自然乾燥ではなくドライヤーをちゃんとするとか。
ちなみに「シャンプーをやめると、髪が増える」という本によると、フケがまったく出ないという状況も不自然で問題があるようだ。
まとめ
すべての人が絶対にこうしたほうがいい!と言いたいわけではない。それはその人自身のライフスタイルや体質、気質によって変わってくる。ワックスをつけている人はシャンプーで洗い流したほうが良いだろうし、工事現場などで働いている人はボディーソープもした方が良いかもしれない。
いきなりシャンプーをやめるのに抵抗がある人は「まず3日に1回にしてみる」とか「石けんシャンプーに変えてみる」とか、いろんな選択肢を考えてみるといいかもしれない。0か100かではない。試してみてダメだったら調節する。
オススメの本
僕がノーシャンプー・ノーボディソープを実践するきっかけにもなり、背中を押してくれた本を紹介したい。他にもいろいろ読んだが、その中でもこの二冊はかなり参考になった。
シャンプーをやめると、髪が増える 抜け毛、薄毛、パサつきは“洗いすぎ"が原因だった! (ノンフィクション単行本)
- 作者: 宇津木龍一
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/08/10
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (7件) を見る
「肌」の悩みがすべて消えるたった1つの方法―美肌には化粧水もクリームもいりません―
- 作者: 宇津木龍一
- 出版社/メーカー: 青春出版社
- 発売日: 2012/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 2人 クリック: 13回
- この商品を含むブログを見る
関連記事
ミニマリズムという意味では、こちらの記事もオススメです。