MIDDLER

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ゆるく幸せな中道的生き方を模索中

ファッションのミニマリズム 白・黒・グレーのワードローブにして良かったこと

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 今日はファッションのミニマリズムについて。

僕は高校生くらいでファッションに目覚めた。大学生頃には大学で見かけたおしゃれな人にたまに「どこで買ったんですか?」と声をかけるほどファッションに情熱を注ぐように。

 

 おしゃれな人のコーディネートを頭にインプットしておき、その服を「欲しいものリスト」としてiPhoneのメモ帳に書き連ねる。 欲はどんどん膨らみ「お金がもっとあれば…」と、今思えば欲求不満な日々だった

もちろん楽しみもあった。大好きな服を買った後は、家の鏡の前で一人ファッションショーを開催。持ち服といろいろな合わせ方をして、ビシッと決まった時の瞬間がとにかく嬉しい。

ただ「これ買っちゃって良かったのかな」「持ってる服と合わないかもな」という不安感がけっこうなストレスだった。そんなこんなでクローゼットの中にはいろんな色、シルエットの洋服でいっぱいに。実はこのときすでに多くの問題を抱えていた。 

 

それからある事情で大学を休学し、しばらくして出会った本が『僕たちにもうモノは必要ない』。 

この本にすごく影響を受けた。 読んだその日に、大好きでインテリアとして飾っていたモノたちをしまい、本や服などを処分し始めたくらいだ。とはいっても捨てるのは気が引けたので、当時から利用していたメルカリで売っていった。

そして、先ほどの本を読んでいると私服の制服化という言葉が目に止まる。これは、私服でもいつも決まった色・形の服を着るスタイルのことを指す。 スティーブ・ジョブズさんも服を選ぶ時間がもったいなくて実践していたようだ。

一時期これを実践していた時もあったが、しばらくしてやめた。僕の中に「やっぱり少しはおしゃれを楽しみたい」という気持ちがあったからだ。けど服選びで悩んで落ち込むのはイヤだ…。 なにかうまい方法はないか…。

そこで服を白・黒・グレーに絞るというアイデアが生まれた。実践してみるとこれが本当に心地よい。以下、良かった点を書いていきたい。

 

 

おしゃれなコーディネートをすぐに決められる

言い換えると、ファッションを楽しめる

白・黒・グレーの三色しかないので、基本的にどの組み合わせでもそこまでおかしくならない。 個人的にはおしゃれなコーディネートが作りやすいと思う。

「シルエットは合うのに色合わせがいまいち」といったことも無くなる。 なので非常にスムーズ。服選びに時間がかからない。体感的には、控えめに言って以前の10倍は速くなった。

 

不安感・憂鬱感・イライラが減る

出かける前の服選びのとき、以前だと長い時間をかけてもなかなか決められず、30分くらい悩んだ末に最初のコーディネートに戻る、ということも。家族を待たせすぎて不穏な空気に…といったこともなくなった。

さらに以前は「あんなに雑誌や街の人を見ていろんなコーディネートを頭にインプットしていたのに」と落ち込む…という負のスパイラルにどっぷりハマりこむこともしばしば。 今はそれが本当に少なくなった。 

すっきり決められるので、自分や家族の精神衛生上良いことは間違いない。 ストレスが大幅に減ったのは本当に嬉しい。

  

服屋にいるとき、以前だとすべての服に目が行くので「あれも良い」「これも良い」「けどこれ持ってる服と合うのか?」「どうしよう…」とイライラしたり落ち込んだり。今は白・黒・グレーのものだけに目が行くので、なんというか目が回らず落ち着いていられる

買う時も選択肢が絞られているので、あれこれ迷いすぎることもない。 冷静に選んで買えている実感があり、適度に楽しめるという感じ。

選択肢が多すぎると選びにくいという「ジャム理論」を身にしみて実感しています。 あえて絞るとこんなにも楽だったのかと思う。

 

お金が貯まる

服に使うお金が減るので、その分のお金は確実に貯まる。

着る服がないから新しい服を買おう」という言葉を翻訳すると、「このシャツはこのデニムとは合うけど、もう何回もこのコーディネートはしたからなぁ…。かといってこっちのデニムとは合わないし…。そうだ、あのボトムスを買ったらこのシャツと合うかも」というようなことだと思う。

白・黒・グレーで揃えると、どの組み合わせでも合うのでそれが圧倒的に少なくなる。自然と新しい服を買う必要性も少なくなり、今持っている服に満足できるように。しかも白・黒・グレーの無地は良い意味で目立たないので、以前と同じコーディネートをしてもそこまで気にならなくなった

 

柄ものや特徴的な色のものなど、目立つ服を一度着ると自分も他人もそれが強烈に頭にインプットされる。「以前に着た服、コーディネート」という記憶。 そのインパクトがあまり生じないのだ。

 

収納スペースが少なくて良い

以上言ってきたことから、持ち服が大幅に減った。服に使っていた収納スペースが少なくなり、空いたところにモノたちを収納

本棚に詰まっていた本も無事そこに収まり、本棚も処分し、部屋までスッキリした。メルカリで売ってかなり冊数が減ったおかげもあるけど。

とにかく、部屋の掃除もしやすくなって一石二鳥だ。

 

まとめ

以上、あれこれと言ってきたが、何でもストレスにならず適度に楽しめたら一番いい。無理せず、完璧にこだわりすぎず、執着しすぎず、適度に。

白・黒・グレーに限らず、また服選びに限らず、あえて選択肢を絞ることで楽しめるちょっと幸せになることがあるかもしれない。

みんな、本当に幸せでありますように。