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3種類のブッダの瞑想法 Vol.4 慈悲の瞑想のやり方 慈悲心は怒りを打ち消す

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日常的にイライラすることが多い、ちょっとしたことで怒ってしまう方は多いでしょう。そうすると相手との関係が悪くなったり、自分が疲れたり、ストレスで精神や体に不調をきたしたり、大変ですよね。仏教では「慈悲の心」は怒りを打ち消せると考えます。ではどうすれば「慈悲の心」を育めるのか。「慈悲の瞑想」を行うのです。

慈悲の瞑想は怒りに対して特に有効ですが、ネガティブ感情全般に対しても有効です。「瞑想する脳科学」という本にはその脳科学的な効果も載っています。

では実際のやり方を解説します。

 

慈悲の瞑想のやり方

できるだけ静かに集中できる環境を整え、できれば座ります。

以下のことを心の中で唱えます。

 

私の内から怒り、憎しみ、敵意、悪意、嫉妬心がなくなりますように。

私の内に、真の安らぎ、調和、自由、幸せを育めますように。

生きとし生けるものすべてが真の安らぎ、調和、自由、幸せを得られますように。

 

特に普段よく接する人、家族や友人、同僚の顔を思い浮かべながら

「私の周りの人々が真の安らぎ、調和、自由、幸せを得られますように。」と唱えるのも効果的です。これは僕自身かなり実感しています。

 

心からそう思えなくても全く問題ありません。毎日繰り返しやっていると、「本当に、心の底から、みんなが幸せでありますように」という感情が湧いてくる日が訪れます。

他人の幸せを願うと心が暖かくなり、自分まで幸せになるのです。

 

これは心が落ち着いた状態の時にやると効果的です。ネガティブな感情を抱いているときはなかなか難しく、あまり心にしみこんでいきません。アーナパーナ瞑想、ヴィパッサナー瞑想をやった後の、心が浄化されている状態の時に行うのがもっとも効果的です。

 

皆さんが幸せでありますように。

安らぎ、調和を得られますように。

この記事が少しでもそれに貢献できますように。

 

参考リンク

日本ヴィパッサナー協会